常にクリーンを考えて
廃棄物処理工程
時代のニーズを敏感に察知すると共に、お客様の要望にもフレキシブルに対応できよう体制を整えています。
お客様の事業活動により発生するさまざまな産業廃棄物の廃油や汚泥、
廃アルカリ、金属くず、廃プラスチック類などを収集運搬し、お客様の業務をサポートしていきます。
サーマルリサイクル
廃棄物から熱エネルギーを回収することをいいます。 例えば、ごみの焼却時に発生する熱は冷暖房や温水など熱源として利用できます。
また、固形燃料化(RDF)したり、油化させたりすれば、燃料としても利用できる。油化技術はフューエルリサイクルとも言われています。
ケミカルリサイクル
廃棄物を化学的に処理して、製品の化学原料としてリサイクルすることです。
ペットボトルの材料であるPET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂でリサイクルが進んでいて、エチレングリコール分解、メタノール分解などの技術が開発されています。
廃油処理Q&A
Q:どんな油種でも引き取ってくれるのですか?
A:エンジン油、油圧作動油などといった引火点が70℃以上の物が廃油リサイクルに最適ですが、その他の油種でも一度ご相談ください。
対応できる場合もございます。
廃油タンクに入れられる廃油 | 廃油タンクに入れられない廃油 |
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エンジン油、油圧作動油、タービン油、スピンドル油、トランス油※1、コンプレッサー油、ギアー油、フラッシングオイル、 非塩素系-金属加工油、熱媒体油※2引火点70℃以上 | ガソリン、灯油、軽油、溶剤(シンナー、石油系化学製品)、特定の有害物質を含むもの、不凍液、クーラント、グリース、ワックス、 難燃性作動油、シリコン油、動植物油、塩素系金属加工油、水系・難燃性金属加工油引火点70℃未満 |
- ※1:PCBを含有しないものに限る
- ※2:第一種監視系化学物質を含有しないものに限る
- ※全ての油種において水分、スラッジ、ゴミの多いものも分別をお願いします。
Q:回収した廃油は、どのように利用されているのですか?
A:再生重油として、直火使用工業炉などの燃料として、幅広く使用されています。
再生油 | C重油 | ||
項目 | 1種 | 2種 | 1号 |
引火点 ℃ | 70以上 | 70以下 | 70以上 |
動粘度 50℃ mm²/s | 50以下 | 50以下 | 250以下 |
流動点 質量分率% | -10以下 | -10以下 | - |
灰分 質量分率% | 1.0以下 | 1.0以下 | 0.1以下 |
硫黄分 質量分率% | 0.6以下 | 1.0以下 | 3.5以下 |
塩素分 質量分率% | 0.05以下 | 0.1以下 | - |
水分 質量分率% | 1.0以下 | 5.0以下 | 0.5以下 |
総発熱量 MJ/Kg | 41.8以上 | 41.8以上 | 41.7以上 |
- ※再生重油の品質については、JIS K2170で規程されております。
- ※主な納入先:石灰工場、セメント工場、アルミ工場、製紙工場等、直火使用工場炉にて利用されています。